2006年04月28日

HIYOKO.gif スパボタニカ

 朝、けたたましい鳥の鳴き声で目が覚める。天井の風景がいつもと違うので、そうか、シンガポールにいるのか……、と思う。昨晩、チャンギ国際空港に降り立ち、すぐにバスでホテルに向かったので、シンガポールにいるという実感はまだわかない。案内された部屋にはクイーンサイズはありそうなベッドが隙間なく二つ並んでおり、息子が落ちる心配もなく3人で広々と寝られることに安心して、あっという間に眠りに落ちてしまった。しかし、まったりしていたのは目覚めて一瞬のことだった。ぼーっとした頭が一瞬で冴えることを思い出してしまった。そういえば、今日は朝からエステなんだった……。しかも、期待でドキドキしていたのではなく、コミュニケーションが不安でドキドキしていたのだから、まったく肝っ玉が小さいものだ。

 今回泊まるホテルは、セントーサ島にある「ザ・セントーサリゾート&スパ」。市内から30分ほどで着く離れ小島にあるリゾートホテルで、シンガポールに行くなら絶対ここに泊まる、と以前から決めていた。ちなみに私は、エステ通でもなんでもなく、ただ単に前にここに泊まったことがある人からその良さを聞いていただけ。でも、街中に足つぼやマッサージ、スパがあふれているシンガポールにおいて、質、規模ともにシンガポール屈指の「スパボタニカ」を併設しているというのだから、これは体験しない手はない! と思ったわけ。

 ホテルのスパは基本的に事前予約が必要で、1週間ほどまえからサイトでメニューのチェックをする。このホテルには日本人スタッフがいると知っていたので、なんのためらいもなくホテルに電話するが、日本人スタッフは辞めてしまったというではないですか!! しょうがなく私よりは格段に英語力があるダンナに予約してもらうものの、彼も本当に予約できたか怪しい様子。とりあえず、朝食を早めに食べて、スパまで一緒に来てもらうことにした。ちなみに、懐には直前にダンナに聞いた英会話メモを忍ばせている(痛い、アレルギー、私は主婦です、とかしょうもないものばっかり)。

 手入れが行き届いた広大な庭をしばらく歩くと、道路を挟んでスパの建物が見える。しっとりと落ちついたムードのロビーにあるカウンターで名前を告げると、にこやかにアンケート用紙が渡された。きたきた! 第1関門!! ダンナ連れてきてよかったよー。と身構えて、プリントをめくる。するとアンケート項目が日本語で書かれていた。ここで肩の力が抜けて、あとはどーにかなるさ、と思えた。私が頼んだメニューは「トラベルトニック」というもので、背中から足にかけてのマッサージを1時間半やって180ドル。贅沢な施設を堪能するには短かすぎるけど、ダンナも息子も部屋で待たせているので、ここら辺が妥当なところだろう。最初に案内された更衣室で紙パンツ1枚とバスローブになり、部屋に入ると最初にお香の香りを選ばせてくれる。うつぶせになり、いよいよ至福のひとときが始った……はずが、押されるつぼの痛いこと!! うっとりするどころか思わずうなってしまった。とはいえ、次第にその圧力にも慣れてきたころ、仰向けになって足のマッサージへ。そこで塗られたのが目の覚めるようなペパーミントジェルだった。もともと常夏の国で室内はしっかり冷房が効いている上に、足から伝わるひんやり感が全身をくまなく駆け巡る。……さぶい。でも、気持ちいい。エステといえば、あまりの気持ちよさに意識が遠のく、ってイメージがあったけど、そんな暇を与えないほどにエキサイティングである意味充実した1時間半だった。
 最後に、「とっても肩がこっているけど、あなたはなんの仕事をしているの?」と聞かれたので、「仕事はしてないけど、いつも子どもを抱っこしている。子どもは重い」みたいなことを言ったら笑ってた。

 さて、この話をしたら羨ましがったのがダンナ。彼の方が慢性的に肩こりに悩んでいるので、そんなに効くなら試したかったと言う。しかも、スパボタニカの特徴のひとつが、カップルで受けられるということ。なお、男性のみでも大丈夫だし、男性のためのメニューもあることで知られるスパだったりもする。エステに慣れない男性でも、パートナーと一緒なら試したいという人は結構いそう。女性としても、一緒に受けられるなら別行動をとらずにすむし、なによりあの快感を共感できるというはなかなか充実した時間になるのではないか、と思う。……でも、これで男性もエステに目覚めたらちょっと厄介かな??
 
 マッサージが終わって、お風呂に入ってもまだスースーしつづける足。まるで足中に冷えピタを貼っているような感覚は、室内では寒かったが一歩外にでると自分の足がやたらと軽かった。正面玄関で待ち構えていた巨大なクジャクを軽快にかわして(まぁ、素早く遠回りしただけ)、部屋に向かった。部屋付けにして買った「ペパーミントボディソープ&マッサージジェル」を手に。

・スパボタニカ http://www.spabotanica.com/home/index.html
posted by よね at 15:20 | Comment(1) | TrackBack(5) | 子連れでシンガポール

2006年03月30日

HIYOKO.gif バシネットの使い方

 両親の不安をよそに、目をランランと輝かせる息子とともに、優先搭乗で機内に入る。チケットを確認しながら席を探すと、なんと窓側の席だった。バシネットは普通スクリーンの下に付く、つまり真ん中の席になると思っていたので、窓側でもバシネットが付けられる席があることにびっくり。ちょうどビジネスとの境目にある壁を利用して付けるらしい。窓側だと授乳がしやすいなぁ、なんて考えていたので嬉しくなる。しかも、空席が多少あって、窓側3席を二人(と息子)で使えるという幸運にも恵まれる。おそらく赤ちゃん連れにとってはベストな席なんじゃないだろうか。そして、この席が幸いして息子は恐ろしいほどに「いい子」で機内での時間を過ごすのである。

 スクリーンに一番近い席はよく子連れが好む席だろうと思う。なぜなら、前の席がない分、圧迫感が少ないし足元のスペースが広いからだ。テーブルが肘掛に収納されていることで、肘掛が持ち上がらないというのは案外ネックなんだけれど、それでもスペースが広いのは小さい子連れにとっては大きなメリット。離着陸時はバシネットが使えないので、息子は床で機内誌をぱらぱらとめくって遊んでいる。離陸した後、バシネットと枕、ひざ掛けなどを持ってきてくれたのだが、この時点では正直言ってバシネットにそれほどの期待はしていなかった。制限体重10キロのベッドは寝返りをうてるほど大きいわけもなく、普段から布団に寝かせたとたん泣きながら起きる息子には無用の長物になりかねない。案の定、寝付いたころに移動させてみたら「ふぎゃー!!」となる。1時間ほどで起きたので、試しにバシネットの中に座らせてみた。これがなんと、意外なほどにご機嫌で遊びはじめるではないですか。

 遊んでいるおもちゃは持ってきたものではなく、もらったプラスチックのコップ×2。重ねたりはずしたり、振り上げたり噛んでみたり。時々外を見たり、私たちの顔を見てにんまりする。たまに立ち上がろうとするものの、たいていはおとなしく座っている。おかしい。普段ならこんなことありえないのに……。今思うと、親と同じ目線でいるのが嬉しかったのかな、と思ったりする。いつもは私がイスに座っていると必ずよじ登ってこようとするのを考えると、それが大きな原因かもしれない。ともかく、拍子抜けするほど機嫌よく、奇声も上げず、ほとんどぐずらずに7時間を過ごした。本来寝るためにあるバシネットに座るのは、いけない使い方なんだろうけど、私たちにとっては何よりの道具だった。体重制限が10キロなのを考えると(体重制限は航空会社によって違うらしい)、バシネットが使えるうちのほうが旅行しやすいかもな、とさえ思ったほどである。

 さて、機内でのささやかなお楽しみといえば機内食。親のほうはバタバタして何を食べたのか覚えていないけど、子どもにはこんなのが来ました。

20060330-2.jpg

パンダのパンもかわいかったけど、良かったのがパックに入った野菜+くだもののゼリー飲料(?)。これだと手も汚れないし、なんとなく栄養が入っているっぽいし、息子も一気飲みでした。

posted by よね at 16:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | 子連れでシンガポール

HIYOKO.gif 成田空港にて

 子連れ旅行の最大の難関といえば、飛行機の中にいる時間をどう乗り切るか、につきる。長時間狭い場所でおとなしくしていなければならない、なんて特に子どもにとっては拷問みたいなものだろう……。シンガポールまで7時間。食べ物、おもちゃなどは用意したものの、それだけで持つとは思えない。しかも行きは夕方のフライト。一番ぐずる時間帯なうえ、寝付くのも到着間際の予感。なにかいい対策法はないかと子連れ旅行のサイトやブログを見ていて一筋の希望の光が見えた。「出発前にプレイルームで思い切り遊ばせる」、これをやらない手はない!

20060330-1.jpg

 成田空港には第1、第2ともに子どもの遊び場「プレイルーム」がある。出国手続きを済ませないと利用できないので、無駄な動きはせずにとっとと中に入る。ようやっと歩き出したばかりの息子にとっては、自由に歩けるだけでも結構な運動になるはず。我が家がプレイルームに入ったときは、外国人の子どもが3人ぐらい遊んでいて、そこに向かって歩き、早くも国際交流を始める。広々とした明るい部屋に、遊具や数ヶ国語の絵本、テレビゲームなどもあり、その隣の部屋にはオムツ替えベッドもあった。40分ほど遊んで(というか歩き回って)搭乗ゲートへ。

 ところで、子どもを産んでみて、飛行機って結構使い勝手がいいと感じている。融通が利かない部分も多いけど、子連れにうれしい気配り、サービスなどは他の公共交通機関とは雲泥の差だ。今回は搭乗手続きの段階から案内してくれて、別のデスクでチェックイン。空港内で使えるベビーカーも数タイプあるし、満席ではなかったこともありバシネット(飛行機用ベビーベッド)の席も用意してくれた。空港内のトイレには必ずオムツ交換ベッドもあり、授乳室も何箇所かある。そして、優先的に搭乗できる。決していい環境とはいえない限られた空間で過ごす数時間を、できるだけ穏やかに、快適に過ごせるように様々な工夫がされている。ただでさえ不安でいっぱいの親にとっては本当にありがたい限り。はたして7時間、どうなることやら……。

 成田空港プレイルーム
http://www.narita-airport.jp/jp/guide/service/list/svc_36.html
posted by よね at 15:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 子連れでシンガポール

2006年03月18日

HIYOKO.gif 旅の準備・その他

 いまさらですが、インターネットって便利。「子連れ シンガポール」なんて単語で検索すると、欲しい情報がぶはーーーっと出てくる。子連れで行く際の不安要素の洗い出しと現地情報の調達を行うこと数日間、徐々に旅気分も高まってくる。
 まず子どもについての不安要素とその対策。

1、機内をどう過ごすか→ベビーミール、バシネット(飛行機用ベビーベッド)のリクエストおもちゃ、お菓子で何とか乗り切る
2、オムツ、食事→現地でも調達できるらしいが、探し回る手間を考えて持っていく。温める環境がなくても食べられるように、瓶のタイプのベビーフードを購入。
3、着替え→機内や部屋の冷房が強いときにそなえ、はおるものを常に持ち歩き、体温調節を図る。
4、水分補給→こまめに飲み物を飲ませるのを忘れない。水筒、ストローの口をつけたペットボトル、麦茶のティーパックを持っていく。
5、ベビーカー→シンガポールで安く売っていると信じて持っていかない。
6、現地で病気になった場合→日本語の通じる病院リストをプリントアウト、粉末状のビオフェルミンを持っていく
7、水着ホテルで泳げるかもしれないので持って行く。風呂で使っていた浮き輪は迷ったけど持っていかない。
8、その他、ウエットティッシュを多めに持っていく。

 結局荷物を詰めてみたら、ダンナの物2割、私3割、残り半分が息子用品だった。手荷物はほぼ息子のものばかり。いやはや子どもが移動すると、とんでもない荷物の量になるな……。
 現地での行動日程もほぼ決まった(行く数時間前だったけど……)。赤ちゃん連れなので無茶なスケジュールはたてられないが、食事などは行き当たりばったりだとつらい場合もある。私は、旅の下調べをやりすぎるのはあまり好きじゃないんだけど、子連れ旅行に関して言うと、下調べをいかにするかで旅の充実度が変わってくるような気がする。あとはなにかしらトラブルは発生するもの、という心構えでいけば、なんとかなるだろう! 

posted by よね at 23:25 | Comment(1) | TrackBack(0) | 子連れでシンガポール

2006年03月17日

HIYOKO.gif 旅の準備・パスポート

 赤ちゃん連れでの行動は、気は遣うけど、お金はあまり使わない。飛行機も3歳未満は無料で、沖縄に行ったときは息子にかかった旅行費用はゼロ。経済的負担が少ないからこそ旅行もできるわけで、今回も何の躊躇もなく旅行代理店に申し込んだ。が、折り返し電話がかかってきて説明されたのが幼児料金だった。海外だと子どもにもお金がかかることにショックを受けていたら、さらにパスポートの番号を聞かれ、焦った。そうか、息子にもパスポートがいるのか。
 12歳以下の子どもは5年間のパスポートしか取得できず、値段は5000円。……5年でも1歳のときの写真で本人確認できるかなぁ…なんて考えていてふと思ったのが写真のこと。ここでパスポートの写真の条件を確認しておくと、
1、申請者本人のみが撮影されたもの
2、提出の日前6ヶ月以内に撮影されたもの
3、縁なしで基準の寸法を満たしたもの
4、無帽で正面を向いたもの
5、背景(影を含む)がないか若しくは薄いもの
 となっている。赤ん坊だとこの条件を満たした写真を撮るのがかなりしんどい。当時息子はつかまり立ちをする時期だったので、白い壁をバックにして、何かにつかまって立たせて……。いろいろ思案していたら、それまでに撮ってあった写真の中に奇跡的に白バックで息子が正面を向いている写真があった。それをサイズに合わせて加工して持っていったら「顔だけじゃなくて体も正面を向いていてほしいんですが……」と言われてしまった。まっすぐ立っているわけじゃないので、少し体が斜めになってしまっている写真だったのだ。……細かい。でも通ったからいいか。
 うちの子はまだつかまりながらでも立てる時期だったからいいけど、これがお座りもままならない時期だと、寝かせて撮るしかないだろう。なんにせよ、赤ちゃんのパスポート用写真には案外手間がかかる。
さらに、申請は代理人のみでもいいが、受け取りは本人が行かないとダメ。我が家はパスポートセンターから遠いのでそれだけでも半日潰れてしまう。受け取りに行ったパスポートセンターが入ったビルにタリーズコーヒーがあり、ちょっとお茶でもしようかなぁと息子と二人で入ってみたものの、なんだか落ち着かない。おやつに持ってきたバナナを食べさせて、ラテをほとんど一気飲みしてバタバタと店をでた。息子と二人で外にでてゆっくりお茶をするなんて、精神的にまだまだ無謀なのだ。いっちょまえに出来た息子のパスポート、見るとサインの欄には父代筆、と書かれたやたら汚い字が並んでいた(多分それがパスポートに記載されるとは思っていなかったんだろう)。
posted by よね at 17:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子連れでシンガポール

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